世界に数百しか存在しない希少なホワイトタイガーが、
イタリアにいるってご存知でしたか?
北イタリア、città altaで有名なbergamoのvalbremboと言う街に
ひっそりしかしとっても有名な自然公園“ LE CORNELLE”があるんです。
最近美術館、博物館ネタとはごぶさたなので、同じ公共施設という事で…
そしてイタリアにしては、さらに「公園」にしては、素晴らしい設備と清掃
に感動!これはもう、はりきって紹介いたします。
ご覧の通り、住宅街のど真ん中。
オウムやインコは放し飼いですが、大丈夫なんでしょうか?
おそらくイタリアでは一番設備の整った自然公園。そして今も新しい象舍、熊舍が完成
したり、動物達の出産も頻繁で、檻には大きな青(男の子)ピンク(女の子)の
誕生を知らせるリボンが頻繁に見られます。ちなみにイタリアでは人間の赤ちゃんが
やってきたお家には、リボンを飾る習慣があるので、つまり人も動物もここではおなじ
と言う事なのでしょう。キリンの人口授乳にも成功し、その実績がみとめられています。
この自然公園、噂には聞いていたので、ふっと晴れた20日土曜にいきなり行ってみました。
全体的にお客さんは少なかったのですが、キャンピングカーやスイスのナンバープレートの
車も駐車場にあり、やっぱり有名なのねと実感。
ここは金網がある!トリピカルゾーン。7000平方メートル、14種の動物がのびのび暮らすトロピカルゾーン。ワニもいるそう
なのですが、寒すぎたのか…出てきませんでした。
トロピカルなだけに滝も。白い珍種はトラだけではなく、2006年にはホワイトライオン(il leone bianco)
…歯磨き粉を連想してしまいますが白いライオンも登場。世界に200頭程しか
いないめずらしいライオンです。写真はホワイトタイガー。午後2時頃でした
ので、眠かったかな?何度もあくびしてました。
これでもかっ!とアクビ。そしてベネット・カンガルー(ワラビー?)のアルビノ。
アルビノだと思うのですが、寝てばかりいて特徴の赤目はみせてくれません。

そして白サイもいます…これは珍種ではないですがワシントン条約で保護された
貴重な動物ですよね。
住宅街にサイ。面白い光景。要所要所に赤ちゃんのおむつ替え用トイレ、滑り台などの遊具、ベンチにテーブル、
売店、そしてレストランもあり、家族連れにはうれしいかぎり。
この日はセルフサービスレストランのみの営業でしたが、安い!なかなかうまい!子供用の
椅子、温め直すための電子レンジも設備され、清掃も行き届いています。
あたたかいパスタ(ラグーのニョッキ、サルビアとバターのラビオリ、トマトソースのペンネ
が本日のメニューでしたが、悩んでいたら一皿に3種類盛りにしてくれました!)が5ユーロ
以下で美味しく頂けちゃいます。セコンドの肉などもバーベキュー風で美味。動物に囲まれて
肉食…もなかなか勇気がいる?かもしれませんが。
キリン、シマウマ、象、ヒョウ、フラミンゴ、カバ、ラクダなどなど
主要な動物はほとんどここで見る事ができ、子供は走り回って動物に歓声をあげ、
時折滑り台やブランコでいっぱい体を動かす。大人もベンチでくつろぎながら
ゆっくり一日過ごせる。入場料も10ユーロですからそんなに高額ではありません。
今はシーズンオフですが、夏が近づくと、子供達がクラス単位で見学に訪れるとの事。
予約団体には専門のスタッフが解説をしたり…と教育体制も整っています。
新築の熊舎では、やはり昼寝のくまさんが。立っているみたいですが壁に沿ってきれいに横たわっている様子です。
早春というか晩冬、雨続きの中突然現れた青空。ほほに当たる風は冷たいけれど心地よい暖かさ。
人も動物もちょっと眠たくなる気持ちの良い午後でした。
観光ではちょっと足を伸ばし難い動物園。でも、もしベルガモ観光に来られる予定が
ある、更に一泊しちゃうなんて方にはとってもおすすめ!これこそ穴場でございます。
parco faunistico LE CORNELLE
http://www.lecornelle.it/lecornelle.htm
※PCの音量を高く設定している方は、あらかじめボリュームダウン
してからご覧になる事をおすすめします。