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1/21/2010

こんなオフィスで働きたい?!

こんなオフィスだから成長?

引っ越しの話から一転…

Case da abitare の12月号に、Facebookのシリコンバレー本社を取材した特集がありました。

こんな雑誌です。↑イタリアに来られる機会があったら機上のお供にぜひ。

斬新だけどのびのびとした広い空間。働いているのは20、30代の若い方々だそうで、その個人個人を大切に平等に扱う、その姿勢が解放感あふれるストレスのないオフィス作りに反映されているよう。建物自体は60年代のコンクリートの建物、あのHP(Hewlett Packard)のリサーチセンターだったそうです。
オフィスは会議室、リラックスゾーン、キッチン、スポーツが出来る空間で構成されていて、
人に愛される、好まれる空間。仕事に従事する個人がちょいと自分を感じられる空間を意識しただけあって、その通り、どこも明るく見通しがよい。広いのでスケートボードや自転車で社員の方々は移動したりするよう。アメリカですね〜。

↓こちらのサイトで太っ腹な事に、記事も写真も見る事ができます。

http://atcasa.corriere.it/Tendenze/Se-ne-parla/2009/12/03/facebook-uffici.shtml


Facebookオフィスも色が効果的に使われています。自分の賃貸の家に当てはめる事はできませんが、強い色の家具や壁でも、リラックスできる空間ってあるわけです。参考になりますね。

しかし…

Facebookは危険だ!と。

最近、新聞記事などで、Facebookの危険性を扱ったもの、批判的な政治家のコメントなどが目立ちます。
これは10月の記事でちょっと古いですが、画像があって解りやすいので。
http://www.corriere.it/politica/09_ottobre_21/alfano-indagine-sicurezza-premier-facebook_5ebd09b0-be59-11de-9bc2-00144f02aabc.shtml

“ベルルスコーニを殺せ”なんていうけったいなグループがFacebook上に現れ、ローマ検察当局が捜査を開始したと。いう記事です。
そして昨年12月、ミラノで大聖堂のミニチュアを首相に投げつけるという事件が起こりました。犯人は精神を煩っている男性でしたので、このグループらとはまったく関係ないのですが、恐怖ですよね。公にネット上で見える形で、こんな相談うってる連中がいるとしたら…。

とりあえずこのグループにはアクセス出来ない状態になっているようです。検察はグループに名を連ねた人物の個人情報を公開しろとFacebookに要求したようですがどうなったんでしょうか。

日本にもFacebook、上陸とのお話ですね。いろいろネット上の交流手段も選択肢が広がってよいと思いますし、大学の同窓会名簿みたいな形から、これほどの成長を遂げる例をつくったFacebookもすごいと思うのですが、変な考えの人とつながる可能性もある…ことを、覚えて使った方がよさそうですね。

1/20/2010

引っ越しをしよう!と壁の色。

新居のイメージ、どうやって決めてますか?
     〜イタリア引越し事情うんぬん

この春、引っ越しをしようかと。

引っ越すと言っても勿論、持ち家ではございません。賃貸です。
イタリアでは(と南北ひとくくりに言ってしまうのはよくないのですが…)賃貸の場合、
ほとんどが家具付きのお家です。
しかし家具付きは良い所と悪い所が。
入居後すぐに生活が始められると言う点では、家具付き魅力的です。
趣味の良いアンティーク家具が程よく配置されていて、使えるキッチンがついてる
ぐらいなら良いのですが、今まで見た中で(予算のせいもありますが)そんなに
都合の良い物件や趣味の良いオーナーって…ないものです。
余計なデコレーションや自宅にはきっと置けないけど捨てられないと思われる
高そうだけど機能的でない家具、子供がきっと割っちまうであろう微妙な骨董品、
価値がありそでなさそな古ぼけた油絵なんかが廊下にかかっていて怖かったりする部屋。
新しく内装もして、印象の良い部屋なんだけど、家具はなんだか予算を削って
IKEAでそこそこのものを買って、他量販店でランプを買い足してなんとかしちゃった
のね。という出来合い感が漂う部屋だったり…。

今の家は、リホーム中の時に入居を決めたので、家具もなく、更にキッチンもない
(家具付きでない場合は、キッチンもない部屋というのがこれまた結構多い。
 日本で賃貸だとキッチンだけはついていたと思うのですが。)
状態でした。自分たちの好きな様に出来たのはよかったのですが、
天井裏のお部屋なので、天井の高さが場所によって違い、家具選びには困りました。
そしてキッチンフルオーダーだったので、安く収めましたがそのときもらった
お仕事1本分がキッチン代で消えて行った記憶があります。

注文しても即日配達即日組み立てなんて無理な話。
入居後、キッチンなし生活を1〜2週間ぐらい送ったのですが、電気コンロと電子レンジで
なんとか乗り切ってしまいました。まさに室内キャンピング。それも良い思い出です。

まずは壁の色から!

今回は物件2件を見たのみ。2件目が、ありがたい事に紹介して下さった方のおすすめ通り、なかなか良い部屋、良い立地、良いオーナー。
何より夫の以前からの希望、“木の床”だったので、それだけでほぼ即決となりました。

家具もキッチンもついているのですが、家具はオーナーがいらなければ取っ払ってしまうから!っと
快く言ってくださいました。これで私らの作業テーブルも問題なく入ります。
とはいへ入居はまだ数ヶ月先。その数ヶ月の間に、バルコニーの修理と壁塗り職人(大家さんの知人ですが)が入る訳です。
ちなみにこちらでは壁塗りは家によっては一年に一度行われたり、「ビアンカーレ(白くする)」と聞くと壁塗りねってピンと来るぐらい、日本で言うすす払い(古い?)的なポピュラー行事と言えます。でも引っ越し先は3年は塗り替えていない様子。

壁、今は微妙なベージュです。ベージュって無難ですが、部屋の印象を暗くしてしまうそうですよ。光の反射、吸収率の問題だそうですがそんな難しい事はさておいても私もパステルカラーと呼ばれる白をまぜたぼんやり色を壁にして生活するのは気が進みません。そこで…

引っ越しを決めてから数日、色の事ばかりを家族で考えていました。
週末足をのばしたスイスで、こんな色の収穫が…


白・赤・青でフランスの国旗みたいですが、街角、曲がり角同士の建物で色の組み合わせが良い感じで構成されていると、モンドリアンってすごいなと思ったり。狭いキッチンの一部を赤にしたいと思っているのですが、こんな赤ならいいかもしれません。そして、リビングの壁にこんな深い青。そして廊下はこんな(ゴミ箱の)緑。

四角い部屋の3面を白、1面だけに色を置く。そうすれば部屋の印象も強い色にそれほどは左右されません。部屋に寄っては窓のふちの空間だけ、色を置いてみようかなと考えたり。

「赤・青・緑…って、どんなちぐはぐな家にするんだろうね、この人達は!」っと思われてしまうかもしれませんが…後日写真を掲載いたします。その上でご判断を。「ああ、やっぱり!」だったりして…。

家具はどうするかね?

家具は、つまらない事に今ある物を最大限に利用します。しかし、置き場や塗装や組み合わせをかえればかなり変化するわけで。
イメージするには散歩しながらインテリア専門店をのぞいたり(のぞいて配置や組み合わせ、色を盗むのは勉強のひとつです。)
もちろん雑誌などにも目を通したりします。そこで相棒の電車通勤の友、定番“ABITARE”のCase da abitare”12月号をパラパラと見ていた所…興味深い特集がありました。

話題が変わるので次回に…つづく。

1/10/2010

白い街

先日ミラノに出かけた所、晴れているのに街が白くなっていた…




なんじゃこりゃ?


快晴の陽光を受けてきらきらと
その白いつぶつぶは光っている。

何でも触りたがる年頃の長男は
さっそく手をのばす。

じゃかやかやか…

というような言葉を発しながらさわさわ。
(言葉の発達途中なので、色んな言葉らしきもの?が出て面白い。)

じょこよこよこ…

とつぶやきながら、足でザリザリけってみたり。




で、それが何だったかと申しますと…

新聞Corriere della Seraにも記事がありましたのでリンクしてみます。

http://milano.corriere.it/milano/notizie/cronaca/10_gennaio_4/piano-neve-sale-spargisale-maltempo-de-corato-1602240719044.shtml


塩ですよ。 お塩!

寒さで道が凍結しないようにと
ミラノ市が撒いたものです。

クリスマス前に大雪が降った際、
この街はどこも道が渋滞したり
交通機関が遅れたり何ダリで大変な
騒ぎになりました。
そんな事にならない様に、市が5cm程の積雪に…という
予報に異常な程敏感に反応。
凍結防止の塩を事前に
(結果は雪もちらほら程度でそれほど
 天候も荒れなかった!)
がんがんまいたのでした。


Risultato: il cloruro di sodio ha iniziato subito a corrodere e mangiare strade e asfalto.

結果として、塩化ナトリウムは雪よりもしっかりと、ミラノの歩道を覆い尽くしたのでありました。

何事にも対応が遅かったり、工事も遅かったり、手続き事にはとかく時間がかかるイタリア。
珍しく先手を打てば、はかなく響かなかったりして。
撒かれたけど目的通りの役目を果たせなかったお塩さん達。ああ、勿体ない。
うちの長男の遊び相手になる…だけでは元は取れないでしょう。
パスタを茹でるのとかに使えれば良いんですが…。

1/09/2010

サンタを見た。


先日、散歩をしていたら

マストにくくりつけられているサンタを見かけた。

カモメが知らんぷりで飛び去って行く。

寒いだけに、そしてクリスマスが過ぎ
新年を迎え、学校もはじまり
街は普段のリズムを取り戻しているのに

何だか非常に寂しい光景なので、
はやくこのヨットの持ち主さんが
サンタ氏の仕事を終えさせてくれる事を願う。